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「ハチドリのひと雫」
2025/07/15
 ある日、森が火事になり、そこで暮らしていた動物たちは一目散に火元から逃げ出した。
そんな中、水場から火元へと、口に水を含んで火を消そうとする一羽の鳥がいた。ハチドリである。
体長5センチにも満たないハチドリを見て、逃げ惑う森の動物たちは口々にこう言った。
「そんなことしたって無駄だよ。そんなんじゃ火は消えっこないよ」
するとハチドリは「確かにこれで火は消えないかもしれない。でも、今の僕にできることを、精一杯にやるだけだ」と言って、また水場から火元へと飛んで行った。
これは南米アンデスに伝わる古いお話です。
 来週は参院選の投票日。誰が選ばれても政治は変わらんよ。と言って投票に行かないのは、単に逃げ惑う森の動物たちと一緒ではないだろうか。今の自分に出来る精一杯のこと、それが投票と考えるのは些か飛躍しすぎか……。ま、ハチドリか逃げ惑う動物たちか、どちらの生き方を選択するのかは、自分次第ということにはなるけど、やるべきことをしない奴は、ハチドリに笑われるかな。
とか言いつつ、競馬歴の長い自分は、投票所でオッズ板を探して「1番人気は誰だ」とかいまだに言ってるけど。
                            宿泊課:今野